miiboDesigner の岡大徳です。
シンプルで効果的な会話型AIの開発に欠かせない「シナリオ会話」機能。今回は、プログラミング知識がなくても30分で始められる、シナリオ会話の設計から実装までをご紹介します。
シナリオ会話機能の意義
生成AIの発展により、会話型AIは高度な対話能力を獲得しました。しかし、業務での活用には適切な制御が必要です。シナリオ会話機能を使うことで:
必要な情報を確実に収集
会話の流れを最適化
コスト効率の向上
運用リスクの低減
が実現可能です。
4つの実装ステップ
1. シナリオの作成とトリガー設定
「会話の設定」→「シナリオ対話の設定」で新規作成
トリガーは3種類から選択可能:
会話開始時
特定の発話があった時
ステート条件による発火
2. アクション(ノード)の設定
3種類のアクションタイプを使い分け:
開始アクション:シナリオの入り口
通常アクション:会話の分岐点
終端アクション:会話の終了
3. 条件分岐の設定
アクション間の遷移条件を設定:
ユーザーの回答による分岐
ステート状況による分岐
エージェントの発話による分岐
4. テストと公開
プレビュー機能で動作確認
個別アクションからのテストも可能
公開設定で本番環境へ反映
Q&A
Q: シナリオ会話は既存の自動応答と併用できますか?
A: はい、可能です。シナリオ会話の中でも@{auto_response}を使用することで、生成AIの柔軟な応答と、シナリオによる制御を組み合わせることができます。
miiboの詳細なFAQについては、以下のURLをご覧ください: https://daitoku0110.net/faq/
miiboコミュニティ最新情報
シナリオ会話機能を活用した様々な事例が共有されています。特に、顧客対応や情報収集での活用例が注目を集めています。
miiboコミュニティはこちら:https://www.facebook.com/groups/miibo
まとめ
シナリオ会話機能は、会話型AIの可能性を大きく広げる重要な機能です:
プログラミング不要で高度な会話制御が可能
段階的な実装で確実な品質管理
柔軟なカスタマイズで多様なニーズに対応
次のステップとして、まずは簡単なシナリオから試してみましょう。確実な情報収集と自然な会話の両立を目指して、理想の会話型AIを作り上げていきましょう。
それでは、また次回のニュースレターでお会いしましょう! miiboを楽しんでください!
miiboDesigner岡大徳:https://daitoku0110.net/
miiboガイドページ:https://daitoku0110.net/miibo-guide/