miiboDesigner の岡大徳です。
会話型AIの応答精度を向上させる上で、ナレッジデータストアの検索結果の確認は非常に重要です。今回は、検索結果の確認方法から、実践的なチューニングのポイントまでご紹介します。
検索スコアの仕組みを理解する
ナレッジデータストアの検索では、クエリーに対するデータの「類似度」がスコアとして表示されます。このスコアは主に2つの要素で決定されます:
検索クエリーとEmbeddingされたベクトルの類似度
ラベルとクエリーの類似度
スコアは1に近いほど類似性が高く、一般的にScore 0.7以上のデータがプロンプトに採用される目安となっています。
実践的な検索結果の確認方法
会話ログからのクエリー確認
エージェントとの会話履歴のレポートには、実際に生成された「クエリー」が出力されます。この情報を活用することで、以下が可能になります:
想定通りのクエリーが生成されているか確認
検索結果の適切性の評価
データの最適化ポイントの特定
検索バーを活用した精度チェック
ナレッジデータストア上部の検索バーを使用することで、登録したデータの検索精度を直接確認できます。この機能を活用して以下を実施しましょう:
想定するキーワードでの検索結果の確認
スコアの分布状況の分析
データ内容の最適化の必要性の判断
検索精度を向上させるチューニングのポイント
データの本文を適切な長さに調整する
関連性の高いキーワードを適切に配置する
カスタムフィールドを効果的に活用する
チャンク分割を最適化する
Q&A
Q: 検索結果のスコアはどの程度を目指すべきですか?
A: 一般的にScore 0.7以上を目安としますが、用途に応じて閾値の調整が可能です。重要なのは、実際の会話での応答精度です。
miiboの詳細なFAQについては、以下のURLをご覧ください: https://daitoku0110.net/faq/
miiboコミュニティ最新情報
コミュニティでは、検索精度の向上に関する実践的なテクニックや、効果的なデータ構築の方法について、活発な情報交換が行われています。
miiboコミュニティはこちら:https://www.facebook.com/groups/miibo
まとめ
検索結果の確認は、会話型AIの応答精度を向上させる重要な要素です。定期的な確認とチューニングを行うことで、より正確で信頼性の高い会話型AIを実現できます。
ぜひ、今回ご紹介した方法を実践して、あなたの会話型AIをより賢くしてみませんか?
それでは、また次回のニュースレターでお会いしましょう! miiboを楽しんでください!
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